迷惑メールについて－フォームズ

迷惑メールに当サイトが提供しているメールフォームのURLが記載しているものが見つかっています。
たとえば、以下のようなものです。

この部分を見ると当サイトが迷惑メールの送信に関わっているように見えます。
そのため、迷惑メールの配信停止の問合せがこちらに寄せられます。

しかし、問題の迷惑メール配信と当サービスは関係がないので、配信停止の連絡をされても、対応することができません。

当サービスはメールフォームのレンタルを行なっていますが、メールフォームには同報メール（メールマガジン）を配信するような機能はないのです。

当サービスが迷惑メールと関係していないと判断するためには、メールフォームの仕組みを理解していただくことが必要です。

メールフォームとは、主に問い合せやアンケートの受付などに利用されるもので、メールフォームに入力された情報を１つのメールアドレス宛てに送信するサービスです。

基本的に、１つのメールアドレス宛にメールを送るだけで、メールマガジンのような同報メールを配信することはありません。

問題の迷惑メールは、メールマガジンの解除フォームなどに当サービスを利用していますが、実際にはフォームの所有者宛に１通のメールが送信されるだけで、メールマガジンの解除とは直接関係がないのです。
フォーム所有者が正常にメールマガジンの解除に応じている場合もありますが、偽（ダミー）の配信解除フォームとして悪用している場合もあります。

ほとんどの迷惑メールの送信者は送信元を偽装しています。したがって迷惑メールの表示をそのまま信じて、送信者のアドレス宛に問い合せやクレームの連絡をしても、あまり意味がありません。

送信元の偽装は可能ですが、本当の送信元を調べることも可能です。

電子メールには、本文以外にメールの送受信情報が記載されたヘッダ情報というものがありますが、ここに本当の送信元が記載されています。

メールのヘッダ情報を見ると、迷惑メールがどこから送信されたのかを調べることができます。

メールのヘッダ情報の「Received:」の箇所を見てください。
複数の「Received:」が見つかると思いますが、これは下側が送信側（川上）の情報で、上に行くほど受信側（川下）の情報です。ハガキの配達と同じような仕組みです。「ポストに投函」→「送り元の集配局」→「目的地の集配局」→「相手の家」と同じようなイメージになります。

どこから送信されたかを調べるので、一番下（川上）にある「Received:」を見ます。

以下が偽装された送信元のサンプルです

このサンプルを見ると「docomo.ne.jp」からメールが送信されたように見えますが、本当の送信元は、その横にあるIPアドレスのサーバです。（このIPアドレスは偽装できません）
このIPアドレスの管理者は調べることができます。

このように送信元の国名はフィリピンであることが分かります。多くの迷惑メールは、海外から送信されています。

IPアドレスの管理者の情報は、以下のようなサイトで調べることができます。
株式会社シーマン whois情報検索
サイバーエリアサーチ株式会社 IPひろば

迷惑メールが海外から送信されたとしても、迷惑メールから何らかの利益を受けている業者は日本国内にいます。そのため、迷惑メールの送信業者を摘発することは可能です。

迷惑メール相談センターという総務省より委託を受けた公的機関があるので、ここに通報するのが最も適切です。（悪質な業者には、総務省により行政処分が下されています）
迷惑メール相談センター

もちろん、フォームズでも迷惑メールに関連したフォームであることが確認できれば、削除などの処置をしています。こちらの通報フォームからご連絡ください。
迷惑行為・違法行為連絡フォーム